やまゆり生活協同組合

0120-121-127 お気軽にお問い合わせください。(月〜金曜日の9:00〜17:00まで)

ニュース

葬儀の学習会を開催しました

2023年8月30日

今回の葬儀の学習会では、平都葬祭の平本さんに日本の宗教や葬儀の形式について、
菊名葬儀社の黒澤さんに葬儀の具体的な例をお話いただきました。

平安時代末期、法然が提唱した浄土宗では『南無阿弥陀仏なむあみだぶつ』と唱えるだけで救われ、
美しく豊かな極楽浄土に生まれ変わることができるとの教えがあり、人々の間にあっという間に広がりました。

時を経て現代では、極楽浄土の教えを頼りに生きる人々は少なくなりました。

そしてまた、今私がここにいるのは誰のおかげか?と思いを馳せるとき『先祖がいるから私たちがいる』
つまり先祖への感謝の教えも、重んじる人が少なくなりました。

そういった思想の変化と、コロナ禍の影響、経済的な事情などの理由から、葬儀の簡略化が加速しています。

例えば、お寺での、お通夜をしない一日葬の希望が増えているとのこと。

また直葬(お経をあげず、火葬だけ行う)の希望もあるそうです。
心にゆとりを持ちにくい時代に、できるだけ簡素に執り行いたい喪主のお気持は推察できます。
ですがお通夜では、亡くなった方へ向けて「あなたは亡くなりましたよ」と伝えるお経が読まれている…故人の心を慮る優しさを感じますね

。そのような意味を知ると、葬儀の形を再考するきっかけになるかもしれません。

葬儀社について「予定していた費用を越えて請求される」というイメージを持たれている方もいらっしゃることでしょう。

今回お話しくださった平本さん、黒澤さんが繰り返しおっしゃるのは「ご依頼された葬儀の形が実現するようにサポートするだけです」と。
学習会でお聞きした葬儀の事例からも、どんな依頼も受け止め、寄り添ってくださる姿勢が伝わってきました。

また、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、覚えておいていただきたいのは、
病院で身内の方が亡くなると、早急に葬儀社をどこにするかの決断を迫られ、決められないと、自動的に病院と繋がりのある葬儀社になること。

その場合、通常の費用より高額になることが多いそうです。
そのような緊急事態でも「神奈川協和会にお願いしてあります」と先方にお伝えすれば、そこから慌てずにご相談に乗れます、とのメッセージをいただきました。

これは神奈川県外にご実家や親族がいらっしゃり、その地での葬儀をご希望の場合でも可能です。
神奈川協和会から葬儀社をご紹介くださり、その地域のしきたりに則った葬儀、また細かな要望もお伝えできますので、とても心強いですね。

皆さんの参考になれば幸いです。(報告/組合員理事・林)